忙しいあなたの代わりに、史上最強の「良い本・良い暮らし」のご提案

1冊の本に出会うことで、人生が大きく変わることがあります。良い品物に出会ったことで幸せになれることもあります。とはいっても、多様な商品があふれる中で、より価値の高いものを選び出すのは大変です。そこでこのブログでは、忙しいあなたの代わりに、史上最強の「良い本・良いくらし」の提案をさせていただきます。

ビジネス / 心理

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広告メディアの中でも最も到達力のあるテレビCMが転機にある
若年層では、テレビを観ない日が増えている現状があります。

たとえば、1日のうち全くテレビをみないのは、
20代女性で、46.3%という結果もあります。

一方で、高齢者は視聴時間が長く、テレビCMは相対的に有効だと考えれます。

このように、ターゲット層の年代などによって、
テレビの広告は万能ではなくなってきている現状があります。

そのような流れから、テレビCMをより効果的にし、効果をより精密に検証し、
最適化していくのは当然の流れとして生まれてきます。

そこで、テレビCMを、「科学しよう」というのが、本書のテーマとなっています。
  • 誰が観ているか
  • どの程度、専念して観ているか
  • 誰と誰で観ているか
  • どんな反応をしているか
という、「視聴質」という概念で分析されています。


本書の構成は、以下の通りです。

第1章 新たなテレビ視聴データで実態を把握する
テレビの視聴実態を正確に捉える / 取引通貨としてのビデオリサーチのテレビ視聴率
新しく登場したテレビ視聴ログ測定サービス / 視聴者クラスターを把握する
テレビCMの視聴質を分析する / 録画再生によるCM到達を加算して考える、など

現場レポート①:脳波測定でここまでわかる!
無意識にアプローチするCM評価測定

第2章 クリエイティブを科学する方法論
無理やり見せて意見を聞く調査の限界 / AI値 / CMの賞味期限と特性 9つのタイプ
視聴者はCMのどのコマに釘付けになりどのコマで視線を外してしまうのか
AI値に影響する要因 / タレント起用は効果的か 
シェアされやすくかつブランドメッセージが伝わるクリエイティブとは?
なぜタケモトピアノのCMで赤ん坊は泣き止むのか / 男性脳・女性脳、など

現場レポート②:脳科学で消費者の本音を知る
ニューロマーケティング最前線

第3章 宣伝部が採用すべき新たな考え方
宣伝部こそデータ武装を急げ / デレビCMの効果としての購買データ
デジタル時代に浮き彫りになるテレビCMの2つの欠点
デレビCMとオンライン動画の組み合わせ、3つの考え方
テレビCM到達の実態を知ろう / リアルタイム運用で最適化する
テレビCMが当然のように行われているブランドで考えてみよう、など

現場レポート③:英国アンルーリー社「Unruly ShareRank」による
「共感を呼ぶ動画とは何か」

第4章 CMを科学するために
テレビはすでにデジタルでバイスである / 現存GRPをどう考えるか
ティーンエイジャーにブランド訴求しておくこと、など

現場レポート④:テレビCMとオンライン動画、データ活用の今

第5章 「CMを科学する」の向こう側
スマホなどを通じて「人のこころ」のデータが流通しはじめた
現在、手が届く生体データとは / マーケティング業界におけるニューロサイエンスへの投資
Webcamを使って、表情からコードを読み取る
人間の意思決定バイアスに食い込む / 「ファスト&スロー」とは、など

現場レポート⑤:デモグラフィックX”モード”で考えるスマホ時代のメディアプランニング

第6章 最新米国レポート
テレビ通貨「レーティング」に新しい軸 / 視聴データの主導権争いが始まる
「視聴率」を捨てエンゲージメントでバズフィードと闘うテレビ局
1000種類のビデオを制作放映したレクサスのフェイスブック利用法、など

となっています。

テレビCMを、テレビメディア、広告ビジネスという観点から、
より進化させるには、新しく得たデータを、どのように活用していくか、
ということが多く提示されています。

SNSなどによる、セルフブランディングなどにも参考になる1冊です。


 
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