忙しいあなたの代わりに、史上最強の「良い本・良い暮らし」のご提案

1冊の本に出会うことで、人生が大きく変わることがあります。良い品物に出会ったことで幸せになれることもあります。とはいっても、多様な商品があふれる中で、より価値の高いものを選び出すのは大変です。そこでこのブログでは、忙しいあなたの代わりに、史上最強の「良い本・良いくらし」の提案をさせていただきます。

心理 / 古典

スポンサードリンク
 

アルフレッド・アドラーはこう言いました。
人間は意味の領域に生きている
人間は、モノや状況を、そのまま経験するのではなく、
人間がソレに与えた、「意味を通して体験する」という意味です。

では「人生の意味はなんだろうか?」と疑問に持つ方も多いと思います。

でも残念ながら、この問いに答えれる人はいないでしょう。

人生に与えられる意味は、人間の数だけあるからです。


ではその意味の共通点を考えてみると、
人生には3つの共通した課題があると、アドラーは言います。

すなわち、「仕事」「対人関係」「愛」です。

これらにどう対処しているかで、人生の意味が、ザックリと理解できます。

では、この3つの課題にどう対処すればいいのか?

また、幸せになるために、アドラーが主張する、
「人生は仲間を持ち、全体の一部であり、人類の幸福に貢献することである」
とは、もう少し具体的に言うと、どういうことなのか?


人生のさまざまな課題について、シンプルに、スッキリ整理できるようになる1冊です。


本書の構成は、以下の通りです。

第1章 人生の意味
人生の3つの課題 / 共同体感覚 / 子ども時代の経験 / 早期回想と夢
協力を学ぶことの重要性、など

第2章 心と身体
心と身体の相互作用 / 感情の役割 / 性格特性と身体のタイプ、など

第3章 劣等コンプレックスと優越コンプレックス
劣等コンプレックス / 優越性の目標、など

第4章 早期回想
パーソナリティへの鍵 / 早期回想とライフスタイル / 早期回想の分析、など

第5章 夢
過去の夢解釈 / フロイト派の見解 / 個人心理学のアプローチ / よくわある夢
ケーススタディ、など

第6章 家族の影響
母親の役割 / 父親の役割 / 注目と無視 / きょうだい間の対等 / 家族布置、など

となっています。

こちらは下巻に続いています。



第7章 学校の影響
教師の役割 / 教室における協力と競争 / 子どもの成長を評価する
自然と環境 / 個人のタイプを認識する / 教育についての考え
児童相談所の仕事、など

第8章 思春期
思春期とは何か / 大人の挑戦 / いくつかの思春期の問題 / 思春期の性
思春期への期待、など

第9章 犯罪とその予防
犯罪者の心を理解する / 犯罪のタイプ / 協力の重要性 / 協力への早期の影響
犯罪問題の解決、など

第10章 仕事の問題
人生の課題のバランスを取る / 初期の訓練 / 子どもの関心を同定する
職業選択へのいくつかの影響 / 解決を決める、など

第11章 個人と社会
統一への人類の努力 / 共同体感覚の欠如と関連付けの失敗
共同体感覚と社会的対等、など

第12章 愛と結婚
愛、協力、共同体感覚の重要性 / 結婚の準備 / 結婚への関与と責任
求愛 / 結婚の仕事 / 結婚と男女の対等、など

となっています。

アドラーは講義などで、極力、専門用語を使いませんでした。

しかし、アドラーが用いた「ライフスタイル」という用語は、
今日わたしたちが使う、”ライフスタイル”とは、意味が少し違っているかもしれません。

いわば、”アドラー用”の、ライフスタイルという専門用語かもしれません。

身近な単語であるだけに、アドラー用ということを知っておかないと、
理解が妨げられるかもしれません。

アドラーのいう「ライフスタイル」の意味は、

『人はそれぞれが、それぞれに与えた「意味」を通して、
自分や周りの世界を理解・体験している』

ということを表現していて、

その「意味たち」の総体のことを、「ライフスタイル」と呼んでいます。

週2回ジムに通ったり、年2回キャンピングカーで遠出したりすることが
アドラーのいう、ライフスタイルではないわけです。


このライフスタイルを、アドラーが意味付けによって分類して、
上下巻12章でまとめられたのが、本書となります。 

アドラーの言葉を借りれば、この分類も、アドラーの意味付けであるわけです。

しかし、精神科医として多くの患者さんと向き合ってきた経験から、
多くの方に共通した悩みや、納得するような分類になっているのではないでしょうか。

この2冊を一読することで、自分自身の意味付けとの比較から、
自分自身をより理解できるはずです

同様に、他者の理解、社会の理解など、この世の「関係性」について、
より深く理解できるようになる書籍です。

一読の価値ありです。



 
活字を読むよりも、絵でビジュアル的に、サクッと理解したい方には、
まんがでシンプルに描かれたものも、オススメです。




どちらも、各章に1つずつポイントがあり、
ストーリーの中で、やさしく・わかりやすく解説しています。
(ただし、内容が絞られているので、今回紹介した
「人生の意味の心理学」の内容を、すべてをカバーしているわけではありません)

もちろん、短時間でサクッと理解するには、最適です!

アドラー本は、こちらの記事もどうぞ

スポンサードリンク
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット

トラックバック

↑このページのトップヘ